post

昔に比べ地球が変化していることを肌で感じる

毎年、当たり前のように過去最高連日熱帯夜など暑さの記録を更新しています。

そういった話を聞くと、暑いのが当たり前ではないのかなぁと思います。だけど、過去最高気温や熱帯夜を更新しているのが当たり前なんてわけじゃありません。ニュースでそういった話を聞くと、私は過去と今を比べてしまいます。

母から聞いた話では、母がまだ子供の時は熱帯夜なんていう言葉がなかったみたいです。夏は夕立があり、そのお陰で夜は涼しく過ごせていたみたいです。また、冬ではありますが、私が小学校の時は登校時に霜が降りていたり、氷が張っているのは日常的な事でした。しかし、氷も霜も今ではそんなに見かけません。

そして、私の住んでいた地域では毎年決まって冬に1回は雪が降っていました。それが雪が降らない年も多くなり、冬の暖かさが目立つようになりました。主人が住んでいる地域は東北の豪雪地帯で、主人が小さい時はスキー板を履いて登校しないと、雪に足がとられてしまっていたという話を聞きました。だけど、今では雪は積もっても前ほどではないそうです。主人の実家に行くと雪が降っていて積もっている事はありますが、普通の靴で歩けるぐらいです。

こういった話は、50年前や20年前などつい最近の事です。地球が産まれてから果てしない時間が過ぎていますが、地球に変化があるのはここ何十年かです。私がお婆ちゃんになるには、あと30年や40年ほどかかります。今すでに30年前からの変化を感じているので、これからの30年後や40年後はどうなっているのか、予想がつきません。

やはりこういう変化は地球の温暖化が引き金になっているのでしょう。

排出される二酸化炭素などが多くなり、それが温室効果ガスとなって地球が暖められる原因となります。環境問題を扱うサミットなどで地球規模でこの問題解決の議論がなされているようですが、やはり私達一人一人の心がけが必要になるでしょう。

環境問題というのは1年や2年といった短い期間で改善するものではありませんので、長期的なスパンでみて、今からできる事を1つ1つやっていくしかないですね。

post

20世紀最大の環境破壊はなぜ起こったか

アラル海という塩湖が中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがっていました。世界は4番目では大きさで、わかりやすく例えると琵琶湖の100倍ほどの大きさです。

また、住民はそこで漁業や魚肉加工業などをおこなって生計をたてていました。アラル海内にはたくさんの島があり、美しい景観をもっていました。そのアラル海の水がほぼ無くなってしまいまったのです。

このことは今では20世紀最大の環境破壊と呼ばれています。なぜそのようのことが起ってしまったかといいますと、当時その地域を統治していたソ連が西側諸国に対抗するため、アラル海の流入運河であるアムダ川やシムダ川の水を農業様水として使用して周囲を大規模な木綿の農地が作られました。

アラル海は2つの川から水が入ってはいましたが出ていくことはありませんでした。そんな湖からその農地へ毎日のように大量の水が送られていたため、2つの河の流れが逆流していまい、アラル海の水は徐々に減ってきました。そして、20年間内でほとんどの水がなくなってしまったのです。

湖の水が減ったことにより、湖内の塩分濃度が上昇しほとんどの魚がきえてしまいました。健康被害もだしています。水が干上がったことにより、地下にたまっていた化学農薬が地上に顔だし周囲に拡散してまったからです。

使用されていた漁船がたくさん残されているため船の墓場と呼ばれ言います。当然、漁業にかかわっていた留意で暮らす人々は職を失いました。更に周囲の環境は悪化し砂漠が進んでいき人口もどんどん減っていきました。

20世紀に人類の化学力は格段に進歩しました。そのせいか、当時の人類は自身の力を過信していたに違いありません。その過信によってアラル海は干上がってしまい多くの犠牲をだしてしまいました。アラル海を元に戻すことは不可能だと思います。

このような事態を引き起こしてしまったこと深く反省し、二度とこのようことが引き起こされることが無いようにしなければなりません。