空気感染

日本の大気汚染は四日市ぜん息などの公害が生じていた頃と比較して格段に改善され、室内の空気環境も良くなっています。

しかし、WHO(世界保健機構)によると、世界の約30億人が薪、石炭、牛糞、植物残渣(ざんさ)などの固体燃料で調理や暖房を行っており、粒子状物質や一酸化炭素などによる家庭内の空気汚染が問題となっています。また、中国のPM2.5による大気汚染のように、世界的には屋外大気の汚染も大きな問題となっています。

WHOが2014年3月に空気の汚染による疫病の発生状況を発表しました。

この方向によると、2012年に世界中で家庭内空気感染により430万人、屋外の大気汚染で370万人、重複分を除いて家庭内と屋外の空気汚染合計で約700万人が死亡したと推定しています。これは世界全体の死亡者の1/8にあたり、空気感染は環境要因の中で最大の健康リスクであると警告し、空気感染を減らすことは世界の数百万人の生命を救うことにつながるとしています。