作業現場での洗浄や殺菌・消毒処理について

作業現場での洗浄や殺菌・消毒処理について


今回は、「作業現場での洗浄や殺菌・消毒処理について」をご説明します。

作業現場での洗浄・殺菌のポイント

作業現場で作業・殺菌を行なおうとするときには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。ここではそのポイントについて説明しましょう。

1つ目のポイントは、「どのような洗浄剤・殺菌剤を使用するか」です。
目的に合った洗浄剤・殺菌剤を使用する必要があります。野菜・果物の洗浄には「中性洗剤」を使用しなければならないし、食品を除菌する場合は、「食品添加物アルコール製剤」「次亜塩素酸ナトリウム」のような食品添加物を使用しなければなりません。

2つ目のポイントは、「どのような汚れを落とすのか」「どのような微生物を殺菌するのか」です。
中性洗剤では取れない汚れに中性洗剤を使っても、洗浄の意味がありません。同じように、目的とする微生物に効かない殺菌剤を使用しても、殺菌の意味がありません。

3つ目のポイントは、「どのような材質に使用するのか」です。
たとえ洗浄や殺菌で汚れや微生物を落とすことができたとしても、汚れや微生物がついていた部分が変色したり、錆びたりしてしまったら、道具や装置に大きな影響を与えることになってしまいます。

4つ目のポイントは、「どのような方法で汚れを落とすのか」「どのような方法で殺菌を行なうのか」です。
食器は手洗いで洗浄することもできますが、非常に多くの枚数を洗浄するには人数が必要です。このような場合は食器洗浄機を使用して、短時間で洗浄する方法もあります。また、まな板などの調理器具を殺菌する場合、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液を使用して浸漬けする方法が有効ですが、どうしても浸漬時間がかかります。作業中の場合などは、食品添加物アルコール製剤を使用したほうが効率が上がります。

このように、作業環境、設備、規模はそれぞれ異なるし、目的も異なります。そのため、洗浄・殺菌には、「これさえやれば大丈夫」という方法はなく、この4つのポイントを考えることで、その現場に合った最適な洗浄・殺菌オペレーションができあがります。つまり、「現場に合った方法を選択する」ということが大事になってくるのです。

洗って・拭いて・消毒

洗って・拭いて・消毒

洗って・拭いて・消毒


食品を取り扱う仕事や医療・福祉関係の仕事をする人は、正しい手順で、「洗って・拭いて・消毒」の衛生的手洗いを行なうことが食中毒や感染症予防上、とても大切です。

手洗いをすること、手指消毒をすることが重要なことはお分かりいただけていると思いますが、この手洗いと手指消毒をつなぐ、「拭いて」という行為が実はとても重要なのです。

まず第一に、手洗いをした後の手に残った水気をしっかり取るために、「拭いて」が重要になります。消毒はアルコール消毒剤を用いて行なうことがほとんどです。アルコール消毒剤は水気が残っていると、アルコール濃度が水によって希釈されてしまい、消毒効果が減少してしまう危険性があるのです。水気をペーパータオルなどでしっかりと拭き取ることで、手指消毒の効果を最大限に引き出すことができます。

もうひとつ、「拭いて」という行為が重要である理由があります。それは、手をしっかり拭くことで、手に存在する菌やウィルスを物理的に取り除く効果があるのです。

「洗って」「拭いて」ノロウイルスを落とす

「洗って」「拭いて」ノロウイルスを落とす

「洗って」「拭いて」ノロウイルスを落とす


大腸菌を用いて行なった、「洗って・拭いて・消毒」の検証実験がありました。
「洗って・拭いて・消毒」は、食中毒においてもっとも多くの患者を毎年出している、ノロウイルス対策においても非常に有効です。

作業現場での洗浄や殺菌・消毒処理について[/caption]ノロウイルスは消毒剤に対する抵抗性が強く、アルコール消毒の効果があまり期待できません。そのため、ウイルスを殺すよりも、「洗って」「拭いて」、しっかりとウイルスを手から物理的に取り除くことが重要になってきます。「洗って・拭いて・消毒」を実践し、食中毒や感染症を予防しましょう!

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